・ごみ焼却場建設に反対する

肺がんの胸部X線写真

 建設予定地の選定が隠密裏に進められている伊那市で、
野底区が受入を表明したことに、近隣地区から非難の声がおきている。


 野底区が受入を決めた集会は、他の地域同様に趣旨が不明確なままに強行され、
地区の民意が反映されたものではないことは、地元住民の証言からも明らかです。
さらに、近隣の美原区に暮らす方からの切実な訴えを受け取りましたのでご紹介します。
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 私は美原区に住む60歳の主婦です。
9年前に肺ガンが見つかり2度にわたって手術をしましたが、今も残っていて治療を続けています。
家族はたばこを吸うのでもなく、害のある仕事に就いたこともありません。


 ここに住むようになったとき、ごみ焼却場のすすが落ちてきたり洗濯物が汚れたこともありましたが、
最近では焼却炉も改修されそんなこともなく忘れておりました。
しかしガンを宣告されたとき直感で焼却場の影響が大きいと思いました。


 新聞によりますと、野底地区で新たな焼却場を受け容れたと聞きとても残念に思います。
なぜなら私のように、20年から50年もたってから体に異変が起きることが多いといわれているからです。
しかも残念なことに多額なお金が交換条件であるとのこと。


 周囲の地区(手良・美原・前原・仙見・上牧東部ほか)のことも考えてもう一度結論を考え直してください。
今なら間に合うと思います。
今度は上伊那全体のゴミを燃やす大きな物だと聞き、ますますここで暮らすことの怖さを心配しています。


 30年間ここの場所で燃やしてきたので今度は全く違う場所に移してほしいです。
お金ではなく健康を考えて是非もう一度お考えいただくようお願い致します。
国は安全だ、害はない、といいながら、水俣病アスベストエイズ問題もありました。


 何か起こってからでは遅すぎます。健康ならお金も稼げます。
いくら大金をもらっても健康でなければ何にもなりません。
かわいい孫のためにも、是非、勇気あるご決断をお願い致します。