・引退する無能議員の足跡 2

合併反対看板

 駒ヶ根市の方向性が確定した市町村合併の破綻。
駒ヶ根市民の多くが「駒ヶ根市」の市名存続を望んでも、
議員が勝手に「中央アルプス市」をごり押し、墓穴を掘った結果です。

市民不在の身勝手な合併協議会

 中原・駒ヶ根市長の市長選公約「伊南四市町村の合併」は、すべてに優先する市政の課題でした。
行政はもちろん、保守派議員が市長と一体となって、合併に向かって猪突猛進していました。
市民はその勢いに呑まれてしまい、市長たちが合併の目的とする「利権」に気がつきません。


 住民アンケートの結果、候補となった、

の6点からトップに選ばれたのは、「駒ヶ根市」でしたが、飯島町・中川村では「伊南市」が1位でした。


 しかし、合併協議会では、

駒ヶ根市だと吸収合併というイメージが強く、地元住民(特に、飯島、中川)からの賛同が得られにくい」
「伊南市では、隣接する伊那市と名前が似ていて紛らわしい」
「3つの自治体が対等な立場で合併して、新しい街づくりを進めるにはそれを共有できる新しい名前にするべきだ」
「永久不変である中央アルプスからの眺めは3つの自治体の共有財産で、また3つの自治体を包括、特定しやすい。」

との理由から、アンケートでは第三位だった中央アルプス市に決定されました。


 だが、その月に3つの自治体で合併の是非を問う住民投票を行った結果、
駒ヶ根市飯島町では反対票が大多数を占めたため、この3つの自治体での合併計画は白紙撤回されました。
カタカナの市名への抵抗、「駒ヶ根」の名称の消滅などが反対理由としてあげられています。


 また、「南アルプス市の二番煎じ」「南アルプス市のパクリ」という声も多く聞かれ、
同時期に愛知県における南セントレア市の騒動が大きなニュースになり、
それとともに全国ネットのニュースでも話題になり、大きなマイナスイメージとなったことも影響しました。


 主役であるはずの住民が無視された形の新市名の決定であり、その不透明さに、住民が大きく反発した結果になったのは当然です。
さらに、市民の意向を無視した議員の責任は厳しく問われて当然なはずですが、
合併協議会のHPを閉鎖して、情報が遮断されてしまっている状態では、
身勝手議員が誰だったのか知る術がありません。


 市長公約だった合併が破綻しても居座り続ける中原市長とグルになって、
市町村合併を推し進めた議員を擁護するかのように、情報が抹殺されている。


※画像は、padmacolorsさん⇒http://www.padmacolors.org/archives/2005/02/23_202658.php