・浅川治水は公聴会の意見を重視

浅川ダムの建設について流域協議会ので反対の意見が多いが、
村井知事は来月開かれる公聴会の意見を重視する考えを示しました。


 浅川ダムの建設について県は田中康夫前知事が設置した浅川の流域協議会の住民に対し説明を続けていますが
反対する意見が強くダム建設への理解は得られていません。


 これについて村井知事は27日の会見で、流域の住民に対しては河川法に基づいて来月18日から3回に渡って公聴会を開き、
今後は、流域協議会での意見よりも法律に基づいて開く公聴会での意見を優先する考えを示しました。


 一方、長野市の浅川流域にある9地区の区長らでつくる「浅川総合治水対策連絡協議会」(斉藤忠二会長)は24日、
長野市内で役員会を開き、県側から「穴あきダム」の建設を柱とする浅川の河川整備計画原案について説明を受け、これを了承。


 県が開く公聴会で、役員計約30人が賛成の立場で公述する方針を決めた。
出席者から「公聴会で反対意見しか出ないと、流域全体が(反対に)傾いていると思われる」と、
賛成意見を強調すべきだとの提案があり、拍手で了承した。


 公聴会は、開催前から「やらせ」の仕組みが公然とつくられています。
公述人が何人になるのかは公開されていませんが、23日の流域協議会では16人が発言を求めても
時間制限で全員はできなかった事を考えると、15人/回として3回だから総勢45人。


 仮定の上ではありますが、公述人の2/3が「やらせ」の賛成派でも、『公聴会での意見を優先する』のでしょうか。