・味方じゃないと敵とみなす

 長野県議選・駒ヶ根市区で落選した林候補の残念会が26日開かれました。

アイパルいなんの4階に110人を集めましたが、平均年齢はかなり高い。


 選対幹部のあいさつから始まりましたが、潔い敗戦の弁もあるものの、目だったのは味方にならなかった市民へのバッシング。

特に、猿田前市議と杉本氏(前回の市長選候補)には、名指しで何度も批判する徹底ぶり。

怨念の深さがにじみ出ていました。


 しかし、選挙で味方につかなかった者は、敵とみなす考え方は、長い目で見て得策とは思えません。

選挙は、票を多く獲得した方が勝利を得るので、敵をいかに少なくするかも重要な戦術だからです。


 選挙で誰に投票するかは、個人の政治信条だったり、仕事だったり、血縁・地縁など多様な因果関係に左右されます。

「選挙事務所にあいさつに行ったから、あいつは敵対候補陣営に味方している」

このような短兵急な情勢分析では、勝てる選挙も負けてしまうようになる。


 こんなことを書くと、林候補の支援者からもバッシングを受けるかもしれないが、目先の好き嫌いで行動しても大義を得られないことを彼らに知ってもらわなければなりません。

味方じゃなければ敵とみなす、了見の狭さから脱却して、敵の核心以外の層をいかにして味方につけるかに誠心誠意、努力するべきだと思います。


 これからの目標は、中原市政の変革です。

中原市長の後継者に誰が指名されるかわかりませんが、より市民の立場で考えられる候補として団結して支援した杉本氏に、邪念の目線を向けるのは得策ではありません。

県議選の敗戦を他人に責任転嫁したい気持ちもわかりますが、その代償の大きさに早く気が付いてもらいたい。