・自殺の松岡大臣代理に若林

2007年9月ロイター撮影

臨時代理

農水相の臨時代理に若林環境相が任命されました。

塩崎官房長官は28日夕の記者会見で、自殺した松岡農林水産相の後任人事について、若林環境相を同日付で臨時代理に置くと発表。

安倍首相は同日夜、記者団に、30日に天皇、皇后両陛下が欧州訪問から帰国するまでは臨時代理でしのぎながら適任者を選ぶ考えを示した。


ただし、若林氏が農水相臨時代理を務めるのは今回が初めてではありません。

平成19年5月16日の国家基本政策委員会で「農林水産大臣臨時代理環境大臣 若林正俊君」として出席しています。
第166回国会 国家基本政策委員会合同審査会 第1号(平成19年5月16日(水曜日))


環境大臣の職務は、地球温暖化防止が緊急課題として浮上してきたことにより兼務できる状態ではないはずですが、それでもなお臨時代理を引き受けられるということは、いかに若林大臣の存在が希薄かを物語っています。

後任農相に若林氏の横滑り案浮上

 報道によると、自殺した松岡農相の後任に若林環境相町村派衆院当選3回、参院2回)を横滑りさせる案が浮上したことで、若林氏の後任となる環境相人事も焦点となっている。

首相は、来年開く北海道洞爺湖サミットで、環境を主要テーマとするなど、環境問題重視の姿勢を打ち出しており、新環境相は今後、安倍政権で重要な役割を果たすことになる。


世界の温室効果ガスの排出量を2050年までに現状より半減させる目標を提案するなど、「ポスト京都議定書」の枠組み作りで積極的に議論をリードする姿勢を示している。

このため、環境相には外交の分野で実績のある高村正彦・元外相(65)(高村派衆院9回)や、鈴木俊一・元環境相(54)(丹羽・古賀派衆院6回)らの名前が取りざたされている。