・住宅エコポイントもいいが、省エネ義務化も

住宅エコポイント、年内にも復活へ 国交相が表明

前田武志国土交通相は16日の閣議後会見で、7月末で終了した住宅エコポイントを、年内にも復活させると表明した。必要な経費を第3次補正予算案に盛り込む方向で財務省と調整している。予算額は1千億円超とみられる。

 前田国交相は「住宅・建築物のゼロエネルギー化を進めたい」と述べ、省エネの観点から制度を復活させる必要があるとの考えを示した。住宅市場の底上げの狙いもあるとみられる。

 従来の制度では、省エネ性能を満たした住宅の新築・改修時に、1戸あたり最大30万円分のポイントがつき、住宅の工事費にあてたり、商品に交換したりすることができた。今回は、財源が不足しているため、東日本大震災の被災地では最大30万円分のポイントをつけるが、それ以外の地域の新築時には15万円分に半減する方向だ。 =朝日新聞 2011年9月16日=

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省エネ住宅に報奨金を出すのもいいが、やはり義務化が必要だと思う。
報奨金を辞退すれば、粗悪な浪エネ住宅が作れてしまうのだから。
最近、近所に建てられた家には漏エネ住宅が多い。

冬に太陽熱を室内に取り込もうと窓を大きくしたのに、安価な二重ガラスを使用したので断熱性が不足して寒くて困っているものもある。
大工の断熱知識が付け焼刃だし、断熱材を納入する資材屋も「この程度で十分です」と知ったかぶりをしていた。
箱は作れても、快適性を加味できないのでは任せておけない。

かといって小さな開口のみで、クーラーボックスのような無暖房住宅も建てられているが、周囲の環境と隔絶した生活環境が快適とも思えない。
不足も困るが過剰もいただけない。
寒さ、暑さを適切にしのぎ、春や秋の快適な外気は積極的に取り込める、こなれた住宅を建てられる工務店が見当たらないの、家を頼む側からすれば不幸な地域だと思う。

駒ヶ根の最も大きな建築会社は、先ごろ欠陥建築で建て直し命令を受けている。
駒ヶ根の建築レベルはこの程度なのだ。
規制緩和が叫ばれているが、業界の技術レベルが低いことからすると規制強化が求められるのではないだろうか。