・温暖化でどうかわる

「温暖化でどうかわる、信州の生きものと私たちのくらし」と題したセミナーへ行ってきました。
温暖化の現状分析と植物・生物からみた温暖化の影響と予測。
さらに、どのように対処していくか。

生態調査の専門家の報告なので、現状については細かく調べられていましたし、学術的な分析もしっかりしていたし説明もわかりやすかった。

残念なのは、温暖化しても何とかなるという暢気な気構えがにじみ出ていたところです。
県の目標はCO2マイナス6%だったけど、現状はプラス12%で対策は失敗でしたということを笑顔で語っている姿は、生物を相手にしていいるおおらかさが反映しているのだと良い方に受け取っておくしかない。。

温暖化で県の産業に大きな転換が迫られるのですが、信州のリンゴは、現在の栽培適地のほとんどが不適地に変わっていく様子は、生産農家の方が見たらショックを受けたでしょうね。

生態が温暖化の影響を受けて移動するとか絶滅するとかいわれても、生き物や植物好きでない人の多くはピント来ない。
しかし、自分の飯の種が大打撃を受けると指摘されると実感が湧く。
あの手この手で、他人事ではない現実を理解するための手段や機会を増やしていって欲しいと提案しておきました。