オフグリッドに固執する必要はない


新しいコンセプトのモデルハウスOPEN!


素晴らしい取り組みなのだが、残念なところが一点ある。
なぜオフグリッドに固執するのだろうか。
エコな暮らしに電力の自給自足は不可欠だとの誤解があるのだろう。

太陽光発電などで創り出したエネルギーのうち使い切れなかった分は、他者へおすそ分けするためにこそグリッド(電力網)と接続しておく必要がある。
フグリッドは貯めきれずに余ったエネルギーは捨ててしまう。
足りなかったら他者から分けてもらうことで発電・蓄電施設に過剰な容量を求めず済ませられる。
フグリッドは足りなければ我慢するしかない。

作りだしたエネルギーを無駄なく使い分ける工夫に思慮が足りていない。
秀逸な省エネ建築に優れたエネルギー技術の組み合わせになっていないところが残念だ。