冷凍庫の消費電力からエネルギー自給率を考える

携帯のタイマーが鳴ったので何かな?と思ったら「積算電力量確認」と表示されている。
そうだ!今日は冷凍庫を設置してから一年になる。
実測している年間消費電力を確認する日だった。

マイナス18℃まで冷やせる冷凍庫が一年間に消費した電力量は325kWh。
カタログ値(430kWh)を大幅に下回った。
ドアを開閉する回数などがカタログ値を求める試験方法とは異なっているのだろう。
省エネ的な使い方ができるという証でもある。

先日冷凍庫を一台増設したから冷凍庫が消費する電力量は二倍になって650kWhが見込まれる。
冷蔵庫は250kWh消費しているから、冷凍と冷蔵で消費する電力量は一年間で900kWhになる。
我が家の電力消費は電気自動車と冷凍冷蔵が双璧で合計して2,000kWhくらい。

一方で、家庭用の太陽光発電(パワコン9.5kW)による一年間の発電量は16,000kWh以上ある。
2020年に買い取り価格が大幅に下がると自家消費に重点を置くことになるが、電気自動車と冷凍冷蔵の消費分は1/8にしかならない。
他に使っている電力を加えても発電量の1/4にもならないだろう。
すなわち2.5kWの太陽光発電で自動車を含めたすべての電力消費を自給自足できることになる。

仮に台所で使っているプロパンガスを電気に換えたとすれば1300kWh程度で、これにて我が家の全消費エネルギーになるのだが、家庭用の太陽光発電が作りだす電力の半分も使わない。(※薪を除く)
すべての家庭がこのレベルまでエネルギー効率を上げられる時代が来れば原発化石燃料は不要になって地球温暖化も大幅に抑えられるようになるのだが、随分と先だろうな。