・長野県議の適格性⑩ 塚田 一

塚田 一議員

県議の適正を診断シリーズの十番手は緑新会の塚田 一議員です。
選挙区は埴科郡上山田町 、当選回数は3回。


検証の根拠としては、平成17年8月25日に松葉謙三弁護士によって監査請求書された、
「長野県議会各会派の政務調査費に係わる住民監査請求書」を引用します。

政務調査費不正疑惑

3月29日の朝日新聞長野県版「政務調査費・飲み食いランキング」で堂々の第一位!
 不適格な使用であることは論を俟たないところです。会合・宴会の費用は自費でまかなうもの、税金である政務調査費を充てるなど言語道断、こんな議員は不要・有害です。

  • 政務調査費・飲み食いランキング(2004-2005) 48回⇒第一位 
  緑新会は、別紙2のとおり、①必要性がないのに、必要であると称して、会派の支部事務所を借用し、政務調査費を支出し、又は按分比率を高く充当し②会派議員の親族を支部職員として雇用し、その給与に、政務調査費を充当し、③飲酒を伴う懇談会(懇親会)に政務調査費を充当し、④政務調査に必要性がない旅費に政務調査費を充当した。○数字の内訳は「返還すべき理由」を参照

別紙2 緑新会関係―返還請求合計318万260円

3、塚田議員関係―返還請求合計157万1250円

支部事務所の賃借料は不必要―324000円

 そもそも、支部事務所を借用する必要性がない。必要とするならば、どのように使用しているか証明する義務がある。
同議員の親族から借用していると推定される賃借料27000円*12=324000円

支部事務員―親族を雇用と推定されるー104万6250円

 4月−82500円、5月−129000円、6月−94500円、7月−72750円、8月−72000円、9月−84000、10月−87000、11月−91500円、12月−78000、1月−115500、2月−78000円、3月−61500円

③飲酒が伴う飲食費―返還請求額合計11万9000円

・ 4月14日、千曲猟友会総会参加費1万円
・ 4月25日、更埴薬剤師会1万円
・ 5月10日、長野県食品衛生協会坂城支部総会会費3000円
・ 5月11日、長野県宅地建物取引業協会会費5000円
・ 5月18日、坂城商工会議所通常総会会費3000円
・ 5月19日、長野食品衛生協会会費5000円
・ 5月25日、上山田町商工会総代会会費5000円
・ 7月10日、戸倉上山田温泉調理師会1万円(内5000円)
・ 9月3日、科野青年会議所8000円(内5000円)
・ 11月13日、伍和郵便局5000円
・ 11月28日、長野県スポーツダンス教師協会1万円(内5000円)
・ 11月30日、戸倉上山田観光懇談会会費3000円
・ 1月4日、さかきテクノセンター新春賀詞交歓会3000円
・ 1月6日、長埴建設労働組合旗びらき5000円
・ 1月14日、長野県薬業協会表彰受賞者祝賀会5000円
・ 1月31日、科野青年会議所祝賀会会費7000円(内5000円)
・ 1月19日、戸倉上山田針灸マッサージ師会費1万円(内5000円)
・ 1月29日、千曲交通安全協会血気大会会費3000円
・ 2月3日、農業経営者協会埴科部会懇談会費3000円
・ 2月7日、上山田飲食店組合会費5000円
・ 2月12日、坂城町囲碁クラブ役員新年会1万円(内5000円)
・ 2月19日、坂城商工会議所新年会5000円
・ 2月20日、ひまわり会会費3000円
・ 2月22日、千曲川県営水道工事業協同組合会費5000円
・ 2月27日、南条生産森林組合3000円

④調査研究活動に不必要な旅費旅費―返還請求額合計82000円

 下記期日に羽田議員事務所を訪問したと報告しているが、調査の必要性がない―返還すべき旅費金額82000円

11月22日、1月11日、3月31日、3月19日、3月6日、
16400円*5=82000円

村井知事の健康福祉削減に同調

2月25日、後援会の役員会で、地域の課題は、力石バイパス早期着工や冠着橋の全面改装などを列挙し
「県に認識を深めてもらう」と訴えるとともに、「村井知事の医療政策推進は評価できる」とも述べ、
知事によるHIV対策の後退や県立病院の民営化方針に理解を示しとも受け取れる発言があり、
健康よりも公共事業を県に働きかける姿勢を示した。(発言の要旨は2月26日の信濃毎日新聞北信面より)


注記。

  1. 県議の画像は、会派のHPより。
  2. 違法性、不当性は監査請求の原文の表現をそのまま引用しました。
  3. 県議の採点表をつけていますので、参考にしてください。⇒  長野県議採点表


つづく。