築41年の無断熱住宅をHEAT20G2に進化させる記録 07

2020年9月

テーマ【全館空調 熱源室】

 

我が家の暖房は薪ストーブを熱源に用いています。

あえて熱源と表現している理由は、薪ストーブが温めるのは部屋ではなく閉鎖空間の空気だからです。

縁側を改造した熱源室の空気を温め、その温風を家全体に送風する全館暖房システムとなっています。

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全館空調のシステム図

最も重要な熱源室ですから超高断熱仕様にします。

2間の掃き出し窓を半分に狭め壁にしました。

壁の断熱はグラスウール16Kで200ミリメートル。

窓は独自の断熱仕様で7層構造です。

 

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熱源室を超高断熱

一般的に屋内の壁は断熱しないものですが、熱源室は60℃もの高温になるので他の居室との温度差が大きくなります。

そこで、間仕切りも断熱。

薪ストーブが何らかの原因で陽が外に漏れた場合でも延焼しないように熱源室の表面はロックウールボードで耐火。(天井も後日耐火仕様に)

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熱源室と周囲の居室間仕切りも断熱