・駒ヶ根市区県議選は一騎打ち

林奉文氏


 駒ケ根市区(定数1)で立候補を表明しているのは
現職の林奉文氏(61)=あおぞら、南割=と、
前職の佐々木祥二氏(55)=無所属、赤須東=の2人。
前回選と同じ顔ぶれでの激しい一騎打ちとなりそうだ。


 前回は、田中知事(当時)を支持する姿勢を強く打ち出して追い風に乗った林氏と、
県議として知事に不信任をつきつけたことが足かせとなって涙をのんだ佐々木氏。


 明暗がくっきりと分かれた選挙だったが、今回2人の立場は見事なまでに入れ換わった。
林氏は現職として村井県政を批判し、佐々木氏は明確な支持を表明している。
前回同様、ここが最大のポイントとなることは間違いなさそうだ。

林奉文氏

 林氏は村井県政について

改革は絶対に後戻りさせてほしくないという県民の声にもっと耳を傾けるべきだ。福祉、教育、環境などへの取り組みを田中時代以前の状態に戻してはならない。
村井知事は借金体質への回帰路線を改め、ダムをはじめとする無駄な大型公共事業をやめて県民の暮らしを守ることの方にもっと金を使うべきだ。公共事業は必要なものだけを行い、地方の業者に任せるのがよい。

と批判している。


 県議としての実績では、絶体絶命の状況だった昭和伊南総合病院の救命救急センター返上問題の解決に尽力し、
観成園新築移転の予算付けなどで功績を挙げている。

佐々木祥二氏

佐々木祥二氏

 一方の佐々木氏は

村井知事は政治のプロ。予算編成も政策も田中氏の時とは全然違ってバランスが取れている

として村井知事支持の姿勢を明確にしている。
※一部に伊那毎日新聞(2007/3/3)を引用


 同氏の関係者は、県議在任中に「全米桜祭り親善交流視察」での公費支出が不当であったと認定されている。
視察は、県議らでつくる民間団体が主催。当時県会議長だった吉田博美参院議員、井出公陽氏、服部宏昭氏、
萩原清氏、下村恭氏、金子ゆかり氏と、家族や後援会関係者ら計二十六人が参加。
県議には一人当たり二十八万五千円、計百七十一万円を県費から支出した。


 内田雄治・県代表監査委員(当時)によると、
米ワシントンを訪れた十日間のうちショッピングモールや歴史地区の訪問、
計四日間に数時間ずつあった空き時間を「公務には当たらない」と判断。
合計時間などを踏まえ「おおむね三割が不当」としたという。
(2002年7月4日 信濃毎日新聞掲載)


掲示板にあった、公費負担で渡航した当時の議員と、その関係者は以下のとおり。
 1.吉田博美前議長、2.吉田前議長の妻、3.吉田前議長の長男、4.井出公陽(県政会)
 5.井出議員の妻、6.萩原清(県政会)、7.萩原議員の妻、8.萩原議員の後援会幹部
 9.萩原議員の後援会幹部の妻、10.金子ゆかり、11.金子松樹(金子議員の父、元県議)
12.下村恭(県政会)、13.下村議員の妻、14.服部宏昭(県政会)
視察団以外の議員とその関係者
15.垣内基良(県政会)、16.垣内議員の妻、17.佐々木祥二議員(県政会)の妻
18〜21.佐々木議員の後援会関係者、22.西澤正隆(県政会)、
23.丸山明駒ヶ根市議、24.百瀬喜八郎(県政会)、25.一般人、26.一般人
※引用元⇒◆全米桜祭り親善交流参加者名簿◆ No16レス