・腕相撲ゲーム機で骨折相次ぐ

自主回収されるゲーム機「腕魂」(アトラス社のHPより)ゲームセンターに置かれた腕相撲ゲーム機で3人が骨折したとして、アトラス社の「腕魂(うでだましい)」が自主回収されています。

骨折した3人は男性で、うち2人は外国人だそうです。


腕相撲のゲーム機は何十年も前からある古典的なものですが、事故が起きた機種は小川直也監修で、全10段階のレベルに合わせて登場する対戦キャラクターは「メイドコスプレ」「酔拳を使っていた老人」「鬼教官」などバラエティに富んだユニークな設定となっており、レベル9の「謎のチャンピオン」は、過去に挑戦したプレイヤーの中でランキング1位を獲得している者の動きを再現しているそうです。


生身の人間を相手にする実際の腕相撲との違いは、硬い模型の腕を相手にするので手首の返しや前後の力加減などのテクニックが使えずに、単純な腕力が試されます。

その分、腕には一方的な曲げの力が働くので、骨への負担は実際の腕相撲よりも大きいと思います。


以前、夏休みにホテルでアルバイトをしていたことがあって、休憩時間にゲームコーナーで腕相撲ゲーム機で遊んでいました。

バイト仲間の腕自慢が交互に大相撲の番付に倣ってランク付けされた最上位のレベルの横綱に挑戦しました。


私も参加していて案外あっさりと横綱に勝ったのですが、それを見ていたホテルの宿泊客が
「俺が金を払うから大関とやってみろ」
と、注文をつけてきました。


お客様は神様ですから断るわけにもいかず、理由を尋ねると、
「そのゲーム機は横綱よりも大関の方が強い。横綱に勝ったからといって俺が負けた大関には勝てるはずがない」
という、かなりハチャメチャな言いがかりです。


仕方がないので、ゴチになって挑戦することに。

確かに、大関横綱よりも手ごたえがありましたが、所詮は大関ですからあっという間に勝ち。

どうやら、横綱はみんなが対戦するので消耗して弱くなっていたようでした。