・補給艦の航泊日誌「誤って破棄」

補給艦とわだインド洋で給油活動に従事していた海上自衛隊の補給艦「とわだ」が、二〇〇三年七月から十一月までの五カ月分の航海日誌を、文書の保存期間内にもかかわらず廃棄したことを明らかにしました。

海自の文書管理規則によると、艦船の航海日誌の保存期間は四年間になっているにもかかわらずだ。

同補給艦は〇三年七月中旬から同十一月中旬まで、イラク作戦への燃料転用疑惑が指摘される給油活動にあたっていた。


防衛省側は「〇七年七月に『とわだ』艦内で保存期間が過ぎている資料を整理した際に、誤って保存すべき資料も廃棄した」と説明。

分量は一航海分の日誌すべてという。


規則では、航海日誌は艦内で一年間、さらに所属する地方総監部で三年間保管することになっているが、「とわだ」は一年を過ぎても艦内で保管するという規則違反もしていた。

日誌を廃棄したことについて防衛省側は「規則違反だが、情報公開法などの法令違反には当たらない」との認識を示しています。


都合の悪い記録を故意に廃棄したのは、誰の目にも明らか。

長野県民なら、冬季五輪の帳簿が焼却された記憶が刻まれていると思います。

「誤って○○した」で政治犯罪とも言うべき行為が正当化されてしまうことに、政治不信は募る一方です。