・守屋証人喚問、接待同席は大臣 

衆院テロ防止特別委の証人喚問で、補佐人の弁護士(右)との協議を深谷委員長に注意され、頭を抱える守屋武昌前防衛事務次官=29日、中日新聞昨日の守屋氏に対する証人喚問で、最もうろたえたのは、宮崎氏との会合に同席した政治家について問われた瞬間だった。

なかなか証言に立とうとせず「答えられないのか」とヤジが飛ぶ。

十秒ほどの間をおき、委員長に促されて「一人ではなく複数だったと思います」。

さらに、思い出したかのように「いろんな政治家がおられる席に宮崎さんが入ってきた会もあるし、少数の席に先生がおられて私が入ったということもあった」。


出席者の中に防衛相や旧防衛庁長官の経験者がいたかただされると、再び間をおき「現職の大臣ではなかったと思います」と証言、大臣経験者との同席を認めた。

ただ「いつごろの時期か記憶がはっきりしないので、特定の方の名前を挙げるのは迷惑をかけるので差し控えたい」とかわし、委員室はざわめき立った。


評論家の佐高信氏の話では、
 

政治家がきちんと役人をチェックしないから「厄人天国」をもたらした。事務次官を四年も務めたのは異常で、政治家とグルになったからできたこと。宴席に同席した人物の名前を出さなかったのは、政治家に対する脅しだろう。「隠すものを隠し、守るものを守った」という姿勢が際立つ証人喚問だった。

 「山田洋行」や「日本ミライズ」は単なる商社。もっと追及するべきなのは、守屋氏と、日本の防衛利権を代表している企業との関係だ。

今日の福田・小沢の党首会談で、さらに追求するのか、解散総選挙で白黒をつけるのか、話し合い解散の可能性も話し合われると思います。

緊迫した政治情勢となってきましたね。