・薬害肝炎の切捨て自民党の本心

記者会見で涙ぐむ、薬害肝炎訴訟の原告ら=20日午前10時21分、厚労省 北海道新聞薬害肝炎原告団の必死の訴えは、福田政権には届かなかった。

女性が素顔を晒してまで正々堂々と国に迫ったにもかかわらず、担当の桝添大臣は、記者会見後に「顔向けできない」とばかりに逃げ帰ってしまうほど、政府の不誠実さが浮き彫りになっています。


原告団の訴えは合理性があり、政府の屁理屈は官僚の言い分でしかない。

多くの食品偽装を暴かれたメーカーが、消費者に対してわびることなく、言い訳に徹してしまった初期対応と重なり合って見える。


今の自民党政権、特に福田内閣は、国民の生活よりも国防の方が大事であることは、誰の目から見ても明らか。

国防が大事ではないというわけではないが、国民を不幸に追い込んでまで軍事にのめりこむ姿は、戦前の大本営を髣髴させる。

現政権のありのままの姿がこれなのだから、そのまま受け入れるしかない。


要は、次の衆院選で国民が如何に判断するかにかかっている。

国民年金のずさんな対応、被害者に全く落ち度がないのに救済で線引きされる不合理、特殊法人が「将来の出費に備えて」と数千億円の貯金を黙認する無責任政治。


こんな自民党政権を今後も続けさせたいと思う国民が、未だに少なくないことが日本の恥であると思う。