・道路財源に群がる亡者、自民党

時事世論調査今日のNHK日曜討論のテーマは「自民vs民主vs地方 道路・ガソリン税を問う」

聞いていて頭が痛くなる議論でした。


道路は必要だ、受益者負担だとの論点を押し付ける自民党と知事。

税金は必要度に応じて使い道を考えるべき、道路の受益者は多岐に渡り財政論からも受益者負担論が破綻しているとする民主党と前知事。


どちらの筋が通っているかは歴然なのに、屁理屈を言い続ける自民・知事サイド。

政治家として心が痛まないのだろうかと、かわいそうな人たちに思えてしまう。


本心で言っているとしたら政治家失格だし、何がしかの思惑があるとしたら有権者を冒涜している。

どちらにしても、道路財源の暫定率維持を唱えている方たちは、純粋な政治家ではない。

いわゆる政治屋に成り下がった、見下げた人たちです。


先日、飯田市年金問題の講演をされた長妻議員は、国会で暫定税率の「不都合な真実」を追求しています。

道路財源でマッサージ椅子を買うのはまだ可愛い方で、地下鉄や米軍住宅も道路の一部だとして巨額な浪費が続けられている実態を明らかにしています。


これらの悪用が暴かれると、決まって政治屋は「これからは是正する」と言い逃れます。

一方、道路族や官僚は、違う流用先を考え出す「是正」に走る。

根元が残っている限り、悪用はなくならないのは当たり前です。


「暫定」が恒久化している矛盾を正すことは当然として、道路だけが特別扱いされるほど日本国が道路で困っているわけではない現実を直視し、今何が最も重要な課題なのか考え、そこに予算を使うのが政治家の役割です。

暫定税率固執する政治屋は、次の選挙でいなくなってもらいましょう。