・太田農水相は言いたい放題

厳しい表情で会見する太田誠一農水相=12日 産経ニュース太田誠一農相は12日、BS11のテレビ番組収録で農薬に汚染されるなどした「事故米」の不正転売問題について「人体に影響ないということは自信を持って言える。だからあまりじたばた騒いでいない」と語った。

「消費者にも権利があるけれど、経営者にも権利がある。」と、業界寄りの対応を明確にしました。

汚染米の流通を許した農水省のずさんな管理の背景に、消費者軽視がありますね。


番組の中で農相は

「そもそも焼酎は蒸留する過程で有害なものが分かれていくから(有毒性は)ほとんどない」

「いいかげんに問題を扱っているんだろうと言われそうだから、あまり安全だ安全だと言わない。言わないんだけど安全だ」

とも述べている。


フジテレビのある番組の独自調査によると、汚染米に含まれるカビ毒のアフラトキシンは炊飯ではほとんど減少しない。

せんべいなどに加工した場合でも半減するのがやっと。

アスラトキシンといえば、1974年にインドで106名という多くの人が死亡した中毒事件が発生したほどの猛毒であるとのこと。

太田農相は、危険なものの指摘を避けて安全を誇張する物言いをしているが、かえって消費者の不安を掻き立ててしまっている。


これまでにも

「消費者がやかましい」

「集団レイプをする人は元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか。」

などなど、失言癖にはほとほとあきれる。

この人の場合、失言ではなく本心だから大臣にするなどもってのほか。

任命した福田総理は、すでに逃亡を決め込んでいるので、無責任政府の消費者無視はとどまるところを知りません。