・ボンバルディア機の危険が現実に

大阪空港に緊急着陸した日本エアコミューターのボンバルディアDHC8−402 =2008年6月25日 産経新聞紙面より長野県の松本空港に就航しているボンバルディア機の危険性が現実のものとなりました。

昨日、アメリカで墜落した飛行機は、松本を飛び交っている機種と同型のDHC8―Q400です。


米AP通信によると、搭乗していた乗員・乗客49人全員と地上で巻き添えになった1人の計50人が死亡した。

米CBSテレビは着陸前に乗員から管制室に機器のトラブルの報告があったと伝えている。

事故機は2008年に製造されたばかりだったとの情報もある。


同機は、2007年に高知空港胴体着陸したボンバルディア機と同型。

装置の故障が頻繁に発生し、運行中止も珍しくない不安視されている飛行機です。


松本空港発着の便に限っても、

  • 2008年7月28日、松本発大阪行きが、松本着陸の前、右翼の空気孔から取り入れた空気の温度や圧力が高いことを示す警告灯が点灯。原因が判明せず点検のため欠航した。
  • 同年11月3日、機長が右側エンジンの凍結防止システムの一部に不具合を見つけ、札幌―松本と松本―大阪が欠航。
  • 同年6月25日には、離陸直後の松本発大阪行きで油圧システムの異常を示すランプが点灯、大阪空港周辺を約20分間旋回した後、4時50分ごろ同空港に緊急着陸した。左エンジンにつながっている油圧ポンプが破損し、オイルが漏れていたという。

危機一髪で大事故に遭遇する危険性が高い。


松本空港の存在価値が、長野県全体にどれだけあるのかは明らかにされていません。

少なくとも県民全体の利益にはなっていない。

一部企業の出張に利用されているのが主な需要だと思われますが、景気悪化で出張も減る方向が考えられます。


危険な飛行機の運行を続ける意味を、今一度考え直す機会にしてほしいと思います。