・陽だまり暖房

朝晩が氷点下で、日中は陽だまりがポカポカする信州の冬。
南側の暖かな部屋のエネルギーを家全体に巡らせることで室温を上げる。

今朝は、最低気温が氷点下4度。
北海道の札幌よりも低い気温です。
居間の室温は15度。
就寝時の室温が20度なので、外気温の影響で5度下がっているようです。

日中の最高気温は7度だったから何もしなければ室温はどんどん下がるだけ。
窓からの太陽エネルギーで暖めたいのですが、居間は南に面していません。
そこで、南側の座敷の暖かな空気を運んできます。

うちには、換気設備が二系統あって、一系統は第三種の24時間換気で便所を介して外へ排気しています。
もう一系統は、居間の天井に換気扇が設置してあって、ココから吸い込んだ空気をすべての居室に供給できるようになっています。
居間には薪ストーブがあるので、天井の暖かな空気を家中循環させるための設備です。

薪ストーブが燃えていない時間帯でも、この循環を使うと家の中の温度差を緩和することができます。
暖かな南側の座敷の空気と北側の廊下などの冷えた空気を居間でミックスして循環させるからです。

太陽熱で暖められた座敷の室温が18度の時に居間は15度、北側の子供部屋は13度。
お日さまの熱が届かない部屋でも、暖かな空気を循環することで寒さを和らげています。
子どもたちが帰ってくる頃には薪ストーブが暖め始めているので室温はもっと上がります。