・【超高断熱二重窓】 Low-Eペアガラス×二重

内窓(インプラス)は納品ミスで一分が寸足らず(二分不足)でしたが、一応取り付けは完了しました。
南面の縁側にある掃き出し窓で高さが1.8m、幅2.7mが二箇所で5.4m。

寒冷地の高断熱住宅ではあまり見かけない大きさです。
窓は壁に比べて熱損失が大きいので、高断熱住宅では窓は小さいのが常識だからです。
でも、省エネルギー基準が決められる前(昭和54年以前)に建てられて家では、もっと大きな窓があたり前です。

うちでも耐震改修する前までは、ここの窓の大きさは幅7.2m×高さ2.2mと、もう一回り大きかった。
耐震性の向上と断熱性の向上を一挙両得できるのが窓の縮小です。

それでも最新の住宅に比べれば大きい開口なので、高断熱サッシでも性能が不足します。
輸入サッシだとウルトラ高性能なサッシもありますが、一般庶民が手軽に手に入れられるものではありません。

その点、内窓は誰にでも取り付けられる手軽さがあります。
耐震改修で、市販されている高断熱サッシに交換した上に、さらに高断熱の内窓を増設することで超高断熱二重窓になります。

断熱性を表す熱貫流率は1.0(W/m2・K)
壁の断熱性が0.5程度なので大したことが無いように見えますが、単板ガラスのサッシだと6.5、ペアガラスでも3.5ですから、大きな違いです。

コレだけ広い面積だと、家全体の断熱性を押し上げる影響も大きくなります。
今日の時点で、家の断熱性を示すQ値は1.75。
寒冷地である?地域の基準Q=1.9と北海道(?地域)のQ=1.6のちょうど中間まで来ました。

当面の目標はQ<1.6に置いているので、まだまだ先は長い。