・本当の危機は総選挙の無効

自民党の安倍総裁は17日、記者会見で、新内閣を「危機突破内閣」と位置づけ、「経済、教育、外交・安全保障、東北の震災復興において危機的な状況だ。危機を突破していく。(閣僚には)その職責を担う人選をしたい」と強調した。  危機突破内閣・憲法96条改正に意欲…安倍総裁 (2012年12月18日 読売新聞)

お坊ちゃまは自分の狭い了見でしか先の課題を捉えていないようだ。
本当の危機はこちらだろう。

上智法科大学院の高見勝利教授は「最近の判例の傾向を見ると最高裁は国会へのいら立ちを募らせており、無効にまで踏み込むことはあり得る」と話した。  「一票の格差」一斉提訴 弁護士ら 衆院選無効求める

安倍総理になったら真っ先に取り組まなければならぬのは選挙制度の改正だ。
違憲状態で選出された国会議員にそれ以外の権利は与えられていないことを自覚するべきだ。

仮に違憲判断が出れば、前例のない選挙無効宣告の検討に入ることになり、選挙無効が確定すれば少なくとも訴訟対象選挙区の議員は議席を失う。
当日有権者数が最多の千葉4区は、違憲状態を無視して国会を解散した野田佳彦だから失職するのは当然です。

近く発足する新政権が危機管理能力を有するかどうかは、この訴訟に対する認識で計れますね。