・最終の冬囲い

最終冬囲い。

子供部屋の北側にある出窓に50ミリの発泡スチロール板を挿入しました。
外側から①中空ポリカ外窓、②単板ガラス窓、③単板ガラス内窓、④発泡スチロール板、⑥中空ポリカ障子
これで熱貫流率は0.47 (W/m2・K)と断熱材入りの壁と同じになり、窓というよりも外の明るさを取り込める壁になりました。

初期の窓からすると125wの断熱性向上となり、単体では大した数字ではありませんが、住宅の断熱というのは小さな積み重ねが暖かさを生み出します。
外気温がマイナス10度なら6400kw(5500kcal)で家全体を暖房できます。
省エネルギー基準以前の古い家としては突出していると思います。

小さな薪ストーブひとつで家全体を暖められるからヒートショックもない。
ヒートショックの死者は年間で一万七千人に上るから、最低限の省エネ基準も守らない粗悪な住宅を建て続けている工務店や設計者は殺人者と一緒ですね。