長野五区は宮下一郎の圧勝で決まりか?

長野五区は無風になりそうで残念だ。

自民党の候補が大局的な政策を示すのに対して野党候補は安倍攻撃と憲法論議に先鋭化している。
有権者は候補者を主義主張で選ぶよりも「何をやってくれるのか」で票を投ずる。
勝ち切るためには候補者が言いたいことと有権者がやって欲しいことのバランスが求められる。

各候補の熱心な支持者は主義主張を明確にすることで仲間の連帯意識が高まり選挙戦に熱がこもるだろう。
しかし、陣営が高揚すると反比例して有権者は冷めてしまう。
「言いたいことは分かるけど私の生活には直接関係ないよ」と。

3候補で誰が勝のか、この記事を見ただけである程度読めてしまう。
自民党の候補は民主党政権交代を果たした2009年を除いて常に過半数の票を集めている。
敗れた時でも40%以上の票を得ているのだ。

その候補に横綱相撲を取られては他の野党候補は攻めあぐねるだろう。
一矢報いたい気持ちが先鋭化した主義主張に流してしまうのだが、やればやるほど支持者が高揚しても一般有権者は離れてしまう。

せめて曽我候補が立憲民主党の公認候補だったら対決が見ごたえのあるものになったかもしれないが、知る人ぞ知る候補で終わってしまうであろう現状はとてももったいない。