・赤字経営 その一

広域総合交流促進施設管理運営事業

この難しい名称を見て何のことだかわかる人はかなりの政策通です。
これは東伊那にあるシルクミュージアムのことです。


そこで、東伊那にあるシルクミュージアムの赤字体質についてご報告。
実績として数字が出ている平成15年度のデーターの主な項目を列記すると。

  1. 歳入(単位千円)
    1. 観覧料 3,073
    2. 利用料   532
    3. 使用料     8
    4. ・・・
  2. 歳出(単位千円)
    1. 報酬1   9,397 (名誉館長他職員)
    2. 報酬2   4,986 (臨時職員)
    3. 報償費  1,128 (講師謝礼)
    4. 旅 費   1,616 (名誉館長交通費)
    5. 需用費 14,682 (消耗品・水道光熱費など)
    6. 役務費   2,953 (主に広告費)
    7. 備品購入費 2,526
    8. ・・・


一見して判るとおり膨大な赤字です!
歳入はJAからの繰入金?(2千万円)や寄付金?(4千万円)など不可解な金を含めて約6420万円。
それなのに歳出は8460万円。
歳入と歳出の単純合計で2000万円の赤字。
JAに負担させているものも含めれば4000万円の赤字を毎年出し続ける箱物です。
実質売り上げは360万円しかないのに人件費だけでも1500万円ですよ。
17年度の予算額もほとんど変化はないので、この体質は変えようがないということでしょう。


箱物を作れば特定の業者は潤いますが、運営には関わらないので儲けは持ち逃げです。
不足すれば税金で穴埋めされますから誰も責任を取らない。
税金を使って箱物を増やし、職員の雇用や特定の人物への利益供与の資金を捻出している。
二重三重の税金の悪用だと思いませんか。