・赤字経営 その二

シルクミュージアムのお隣には「ふるさとの家」なるものがあります。
これも駒ヶ根市の財政を逼迫させている厄介施設です。
もともとは農林業の体験施設との触れ込みでしたが利用実績低迷のために裏技を出してきました。

食育・健康づくり拠点事業

市民のための福利厚生施設へと化けさせるつもりのようです。
この事業計画策定のためだけの予算が400万円。


また、健康のためだからでしょうか冷房設備を500万円かけて工事するようです。
街中ならばいざ知らず、標高の高い山腹に位置して夏の夜は肌寒いほどのこの施設に冷房機を付けるのはなぜ?
施設の特徴である「ふるさと」を求めて訪れる人に、都会と同じ快適冷房環境を提供して喜ばれると考えているのだろうか。


自然の涼を求めている都会からのお客様には、その場しのぎの機械頼みではだめです。
昔ながらの、すだれ風鈴打ち水うちわ、・・・。
風流を堪能させる演出をしていただきたい。
窓を開ければ涼風が来るはずのところへ冷房機を付けたりすれば、
室外機の騒音と熱風で窓を締め切りにしてしまうかもしれません。


職員に知恵を使わせる早道は、予算を与えないことだと思います。