・悪質な情報隠蔽

昨日、取り上げたトリクロロエチレンの汚染問題ですが、かなり深刻な状況のようです。
・伊那毎日新聞へのリンク 『龍水社跡地から化学物質』

・信濃毎日新聞へのリンク 『駒ケ根市 公表せず 基準上回るトリクロロエチレン』


これまでの調査では、最高で環境基準の300倍の濃度で検出されています。
さらに、駒ヶ根市では2004年10月に調査結果を知りながら、
今月28日まで市民に隠し続けていました。

隠していた理由を中原市長は、

企業誘致の事情もあり、報告が遅れた。分かった時点で住民に直ちに知らせなかったことは反省している

としています。
不利な条件を隠して、企業誘致を進めることは、詐欺的な行為だと思います。


しかも市民生部では、

人体に直接影響するとはとらえていない

などと、事の重大さにまったく気がついていないばかりか、危険性への認識もありません。
改めて言いますが、発がん性が危惧される規制物質であります。
慢性毒性としては、高濃度のトリクロロエチレンを長期間取り込み続けると、肝臓や腎臓への障害が認められることがあります。
・トリクロロエチレンの物性


誘致した企業には極秘裏に有害物質の存在を明かして、工場の着工までには処理すると密約していたようです。
こうした状況が市民に隠されていました。
健康被害が懸念される環境汚染を市民に公開せずに、特定の事業者と談合して処分しようとした中原市長の責任は重大です。


これは氷山の一角で、中原市長は他にも市民に隠していることがありそうです。
駒ヶ根温泉の新たな源泉掘削で現状を公開しないことがそれを証明しています。


市民の皆さん。
中原市長にだまされていることにそろそろ気がつきましょう。