・イエスマンを身近に置かない公約

村井知事が就任直前に、
「公平公正なルールに基づく人事が職員との信頼関係をつくる。」「私はイエスマンを近くに置かない。」
と言ったことが、8月30日信濃毎日新聞「新県政前夜」の見出し記事で報道されている。


自身の私設秘書を県職員として採用し、側近として周りを固めたことは、
この公約に真っ向から反するはずです。


ところが、知事は9月13日の会見で側近人事と公約違反の関係を批判されたことに反論している。

身近な人を起用することによって、何て言いますか、イエスマンを身の回りに置かないという私の公約が満たされないような受け止め方をされた論説もございましたけれども、私は板倉さんにも腰原さんにも、私の考えていること、やろうとしていることに、常に賛成、イエスなんて言ってもらうつもりは全然ございません。
それぞれの豊富なご経験から、私がやろうとしていることに常に批判的な目も失わずに、しかしよく相談をしながら協力をしていって、結果的に県民の利益に結びつくような、そしてまた県庁の職員がみな一致して一つの方向に向けて働く、そのリーダーシップを私と共に分かち合っていただければ大変ありがたい。
こんなふうに思っている次第でございまして、私はご経験に基づく直言を歓迎する、そういう立場だということをこの機会にあえて申し上げておきたいと思います。


これ以上にイエスマンとしての存在が考えられない「秘書」を近くに置こうとしていながら、
公約違反ではないと嘯(うそぶ)いているに他ならない。


さらに、この会見の後には三名の秘書をまんまと県職員として送り込むことに成功している。
このことからはっきりと分かる、

  • 村井知事の言葉は信じられない。
  • 村井知事は平気で嘘をつける信頼できない政治家である。
  • 村井知事は嘘をついても根気よくごまかす術を身に着けている。


二枚舌を使いこなし、嘘をも使いこなす。
恐るべき知事であります。
能力が恐ろしいのではなく、存在そのものが長野県にとって危険極まりないという意味で、
恐ろしいと思えるのです。


この村井知事を長野県に送り込んだ「飯島・前首相秘書官」の著書が出版されました。
本人の自己顕示欲の強さが現われた書籍だそうです。
小泉前首相を影で操っていたのは自分だと、能力を誇示する内容が綴られているようです。


その真偽はともかく、国政のトップを操っていたと豪語する人物が後ろ盾にいるのですから、
村井知事が、嘘でも二枚舌でも、なんでも通用すると思い込んでいるのも納得です。
県民の批判など、気にも留めないでしょう。


これだけバカにされても怒らないのか、長野県民!
知事は4年後まで代えられないが、これを担いだ県議を落とすことはすぐに可能だ。
長野県民の良識を発揮するために、地元選出の県議の行動を今一度検証しよう。