・儲かる方が好みですから

長野市の鷲沢市長が、またまた炭平グループの実質的最高責任者として正直な言葉を発しました。
「個人的には穴あきじゃない方が好みだ。」


穴が開いた分だけコンクリートの使用量が減るので、
自分のグループ企業の売り上げが下がると言っているように聞こえます。


毎日新聞によると鷲沢市長は記者会見で

個人的には穴あきじゃない方が好みだが、常時水をためることで危険などというダム反対派に配慮するなら、それが落としどころではないか

と述べた、とされています。


ところが、これがSM新聞の記事になると、

「個人的には、ダムは穴あきではない方が、さまざまな使い道がある」と述べ、利水のほか、ダム湖にボートを浮かべて釣りができるようにするといった観光利用、小型水力発電を挙げた。

と、見事に鷲沢発言の問題点を隠し、発言に厚みを増すためのアシストをしている。


TVのニュースでも確認したが、鷲沢市長は確かに「好み」と発言し、
画面に流れたテロップでは、しっかりと強調符が付けられ、
報道要素としては重要なポイントだと認識されているはずです。


これを敢えて隠したSM新聞の記事からは、

の強い絆が感じられます。


それにしても、「好み」で百億円とも言われる多額の費用を要する事業を評価できる鷲沢市長の資質を疑います。


村井知事になって、最も生き生きとしているのがこの人だとおもいます。
本来なら中原・駒ヶ根市長も同じように羽振りを利かせたいところでしょうが、
なにやら黒い噂がありますので、表社会に羽振りを利かせることができないと言われています。


長野県やこれを構成する自治体を実質的に支配しているのは誰なのか?
県民・市民が主体でないことだけは確かなようです。