・ブログでできたこと、できないこと


長野県・信州口コミ情報ブログポータルサイト

 県議選の期間中に、このブログ「駒ヶ根に想う」は、
多くの方に利用していただきました。
また、長野県の地域限定ブログサイト「ナガブロ」にも出向き、
より多くの長野県民に情報の提供を試みました。


 結果は、選挙期間中のPVが一万件に達し、読者実数(IP)は延べ4000人になりました。
選挙結果を左右する大きな力はありませんが、個人の意見にこれだけの多くの方が関心を示してくれたことに感謝します。


 投票日にも1500件程度のアクセスがあり、投票前に参考にしてくれた方もいるのではないかと思います。


 個人の思考を表現する場としての活動ですから、これで十分なのだと思いますが、
県民により多くの情報を伝えるためには、他の多数の情報源の誕生が待たれます。
しかし、新聞やテレビは「公平、公正」が厳密に求められるので、本当に有権者が知りたい情報を伝えることができません。


 そこで、一つの助けとなるのがチラシやインターネットを介した情報提供です。
ブログは、その有力な手段だと思います。
個人による情報発信だから好き嫌いがあったり、偏りがあっても仕方がないと思いますが、
より多くの情報が有権者に提示され、有権者が取捨選択して精査することにより、
投票行動を後押しする手助けになり得るのではないでしょうか。


 昨日行われた東京都知事選挙では、石原陣営がブロガーを味方につけたことが勝因の一つに挙げられていました。
弊害としては、このようにより多くのブログを扇動し、風を吹かせることで自陣営に有利にしようと工作される側面です。


 弊害を無くすことはできないでしょうが、そのブログの日常を観察することで、選挙目当てなのか、ブログの本論なのかは見当がつくとも考えられます。


 選挙活動のためではなく、市民の目線に立った日常から政治を見られる窓口がもっと広がれば、
有権者の選択にこれまでとは違った広い視野が生まれるのではないかと思っています。


 日常の記事に「政治」を入れると、気軽に立ち寄れない雰囲気が強くなるのが欠点です。
仲間を増やすことに重点をおいて、差し障りのないブログも結構ですが、
政治理念が共感できるブログがあったら、リンクを張るくらいのことはできると思います。


 一人一人は小さな力でたいしたことはできませんが、ネットの強みはつながりにあるのですから、
市民生活の将来を左右する大事な局面では、一歩踏み出して連携しましょう。