・戦いではなく選択だったのですが

駒ヶ根商店街

 県議の適格性の視点から、候補をチェックする活動をしてきましたが、
チェックした要点が、候補選択の決め手にはなりませんでした。


 理由は明確で、選挙は、県議としてどんな仕事をするのか見極めて、
有権者の理念や信条に近い候補を「選択」する機会のはずが、
実態は、選挙戦という「戦い」を勝つための戦術が先行して、
本質である政治が論点から排除されてしまったことにあると思います。


 今回の駒ヶ根市区で当選された佐々木氏は、元県議としての所業や、候補者として村井知事に密着した政治姿勢が、このブログの主張から批判されるべき対象となっていました。


 また、佐々木氏の選挙戦術が、政策論争ではなく、相手候補の林氏が共産党員であることの一点を批判し、有権者の関心を偏らせたことも、正しい選択が求められる選挙にふさわしくないと感じていました。


 しかし、結果として佐々木陣営の対共産党戦術が功を奏して県議の地位を獲得できたことは、有権者が、県議として県議会でどのように活躍するかよりも、選挙戦で事の成り行きとしての「旗色」ではなく、そのものずばりの「旗の色」が好きか嫌いかで選択した傾向が強く出てしまいました。


 私は一連の県議選特集で、候補者個人を応援したり批判しているつもりはなく、県議としての適格性を見極めるために、できるだけ事実に基づき、県議会において活躍するにふさわしいかどうかを判断するための情報を集めてきました。


 調べてを進めるにしたがって、佐々木氏の政治理念がこのブログと相反していることが明確になるにつれて、批判の度合いが高まりました。
佐々木陣営からは敵対する勢力と見られたかもしれませんし、林陣営からは支援者として考えられたことでしょう。


 しかし、あくまでも私個人が、これまで駒ヶ根から社会を考えて述べてきた実績から判断したものであって、それ以上でもそれ以下でもありません。
それは、これからの「駒ヶ根に想う」でも変わらずに続けるつもりです。


 駒ヶ根に暮らす一市民が、駒ヶ根の地から社会を見る目線を表現するのがこのブログの主題です。


 選挙の時には、選挙という社会システムを一市民の目線で捉えて「正しいと考える選択」を表現する。


 地球温暖化が進行する現状を危惧して、温暖化防止に役立つ情報を示し、自らの体験を紹介する。


 子供の安全、教育環境をより良くするために、何が求められているのかを考え、現状を分析し正しいと考える解決策を見出していく。


 駒ヶ根市や長野県が行っている政治の良いところは、御用マスコミが紹介しますので、マスコミが報道しない裏の部分を表に出す努力を続ける。


 市民が、県民が、今が良ければとの視点ではなく、将来の子孫を幸せにするための選択の参考になればと願っています。