・知らないところでもダム建設

対象域

 昨日の浅川ダムの記事に読者からコメントをいただいた。

このブログの地元の駒ヶ根市にも、日本の公共事業を代表する無駄な工事が行われているとのことです。

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無駄なモノの最たるモノが駒ヶ根にもある。中沢峠下でやってる大規模な工事。川をそっくり移し換える工事がそれだ。

36災害の復旧工事で川を現在の位置に動かしたから、また元に戻すという。何十年も経て災害に遭った処に戻すという奇妙な工事。


奇妙な川つぐりは、何も無い山すそに巨大なえん堤を造ることから始まった。

いくら捻くって考えても結局「土建」のために創った工事としか思えない。


今ならまだ初期だから見学可能だ、ツアーを組んで日本中から見学して頂きたいほどだ。

だが、問題にした途端に「屁理屈」でこねくり回すだろう。

談合やってきた奴らの口先3寸は普通の者とはチョッと違う。

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画像をクリックして拡大できます。

計画の概要は←の画像。

総工費12億円の砂防堰堤の建設です。

えん堤という名のダムが8基建設されています。

浅川は「ダム」だから公聴会有識者会議が義務付けられ、曲がりなりにも市民が監視できますが、堰堤という名前にすり替えられてしまうと、まったくノーチェックで建設できてしまう。

高さ11.5m、幅82mもの巨大な堰堤は、高さが15mに満たないとの理由で「ダム」とは呼ばれない。


話題の浅川ダムと比較すると、高さは1/5ですが、幅は1/2とそれほど遜色ない大きさです。

でも、えん堤なので市民には内緒で、どんどん工事が進みます。


長野県南部の上伊那郡を管轄する伊那建設事務所管内だけでも、ダム・えん堤は8箇所で事業が進められています。

●伊那建設事務所で計画・施工を担当している主な公共事業


長野県全域だと74もの事業で”ダム”建設中ですが、一事業で一ダムとは限らないのでもっとたくさんのダムを造っていると思われます。。

●平成18年度当初予算 公共事業実施予定箇所一覧(PDFファイルです)


日本全国だと、一体どのくらいの「ダム」が造り続けられているのでしょうか?