・電動アシスト自転車でCO2削減

電動アシスト自転車を買いました。

公共交通機関が貧弱な駒ヶ根市民としては、自動車が生活に不可欠なことは避けがたい現実なのですが、近場の移動なら自転車で代替できるはずです。

しかし、南北は良しとしても市内を東西に移動するのはアップダウンがきつくて、気軽に自転車に乗って出かけようとは思いません。


そこで、少しばかり電気の力を借りて楽に走れる電動アシスト自転車を選択しました。

これまでにも近場の移動はオートバイだったので、自動車に比べればCO2排出量は1/3程度でしたが、化石燃料の利用効率としてはまだまだ低いので、「さらに削減するためには自転車だ」と思い切りました。


坂の上り下りが連続する駒ヶ根の地形に適した機種として、走行中に充電できるサンヨーのエナクルを選択しました。

定価が83800円と高価な買い物ですが、ネット通販に大量に出回っているので、最安値を探したところ、送料込みでも55400円と34%offで買えました。


早速、使い始めたところ、半分程度は自分の脚力で走らなければならないので、楽チンとは言えないまでも、ママチャリだと押さなければ上がれない坂道でもモーターのアシストのおかげで走りきれました。

バッテリーの容量は、最大で56kmの走行距離とされていますが、駒ヶ根市内だと15km程度で空になってしまうので、市外へ足を伸ばすことはできません。


使い始めて困ったのが、バッテリーが中途半端に減っているときにどうするか。

ニッケル水素電池の特性で、残量があるところに充電するとメモリー効果といって充電容量が小さくなってしまいます。


だからといって、リフレッシュ充電ばかりしていては、エネルギーの無駄遣いに加えて充電時間が、ものすごく長くなってしまう。

結局、さらに1万4千円出費して、バッテリーを2本交互に使うことにしました。

重いバッテリー(1.6kg)を持ち歩くのは大変ですが、バッテリー残量が中途半端なときには、帰り道の上り坂でバッテリーが切れしまって押して歩くよりはましです。


ランニングコストの点では、バッテリーの使用可能期間と価格を考慮すれば、バイクとそれほど違わないようです。

しかし、エネルギー消費量は格段に低減できるのと、足に軽い負荷でトレーニング効果があることも考え合わせれば、体を含めた環境に良い乗り物だと思います。