・昭和伊南病院が機能不全に

駒ヶ根市の医療の中核である昭和伊南総合病院が機能不全に陥っています。


 同院の産婦人科は、常勤医師2人を派遣している信州大が08年3月での引き揚げを決めたことで以降の常勤医師はゼロとなる見込み。

当面はパートの医師でしのぎ、院内助産所の設置で自然分娩のみは対応を考えています。

しかし、帝王切開などでは伊那中央病院に搬送されることになり、安心してお産任せられる状況ではなくなります。、


 中原組合長は「この状態では地域医療は守れない。経営的なことも含め、将来は上伊那広域で、場合によっては飯田との連携も視野に入れながらやっていくべきだ」として、広域連携の必要性を強調しています。

しかし、このような状況に直面することは事前に判っていたはずですが、手をこまねいているうちに深刻化させてしまいました。


中原組合長は、駒ヶ根市長なんですが、箱物の整備に人生をかけている反面、福祉には関心が薄い。

副業のホテル産業のために温泉を掘っていた時期に、医療に対して的確な対応を取っていなかった責任は重大です。


医療現場の困窮は、社会問題として全国どこでも取り上げられていますが、全力で取り組んできた理事者と、片手間で成り行きに任せた無責任な理事者では、深刻度の進み具合は異なります。

南行政組合の長として、市民の医療を守れなかった責任は重大です。

来年の任期切れで、ハイさよならでは済まされません。


責任の取り方を明確にするためにも、2億円とも言われる退職手当の返上が求められます。