・「うん」と返事をする子は「うん子」

横浜市立西寺尾小学校の吉田秀一校長が、全校児童の家庭に配る「学校だより」に「うん子」というタイトルをつけ、「はい」ではなく「うん」と返事する児童について「おまえは『うん子』か!と怒鳴りたくなる」と書いたことが市議会で批判されているそうです。


問題となったのは9月28日付の「学校だより10月号」。

吉田校長名で。
「『はい!先生』と答えれば、よい子よい子と飴(あめ)玉の一つもやりたくなるのですが、『ええ!わたし?』とか、『どうして?おれ!』とか言われると、何だこいつは!どついたろか!という気持ちになってしまいます」
などと記したうえで
「おまえは『うん子』か!と怒鳴りたくなるわたしのこの気持ち分かってもらえますでしょうか」
と締めくくっている。


バカ正直な校長だなと思いますが、中田宏市長が「びっくりした。言葉をわきまえてもらいたい」と答弁したり、教育長も「誠に遺憾で、校長としては非常に不適切。実態を調べて対応を取りたい」と述べる程のことかなと思います。


駒ヶ根の某中学校の昨年引退した校長先生は、通信に自校の運動部員の大会での態度を「ケチョンケチョン」にけなした文章を掲載したことがありました。

書かれている当人の態度があまりにひどいので仕方がないとは言え、指導すべき校長が他人の視点で自校の生徒を卑下するのは校長としての管理能力不足を自ら示しているようなもの。


それに比べれば、返事が悪い子は「うん子」というのは、優しさが感じられると思うのは不適切なのかな。