・イカ天復活!

あの伝説の番組が帰って来る!

イカ天」の名で親しまれ、BEGINなど人気アーティストを輩出したTBSのオーディション番組「平成名物TV 三宅裕司いかすバンド天国」の特別番組の収録が17日あり、三宅裕司さん(56)と相原勇さん(40)の名コンビが18年ぶりに復活します。

特別番組は「あの伝説の番組再び!“イカ天2007復活祭”名物バンド激レア映像今夜限りの大放出スペシャル」と題し、三宅・相原のコンビに、小林麻耶アナウンサーが司会を務め、イカ天出身の「カブキロックス」の氏神一番さんや「たま」石川浩司さん、萩原健太さんら審査員が登場の映像を見ながら思い出を語る内容。


 「イカ天」は、89年2月から約1年10カ月、毎週土曜日深夜に生放送された、アマチュアバンドが楽曲を演奏する勝ち抜き戦で、1週で「イカ天キング」、5週勝ち抜きで「グランドイカ天キング」となりメジャーデビューしたバンド(たま、ジッタリン・ジン、フライングキッズなど)も多い。


萩原健太さんら審査員の辛口コメントやイカ天グッズも人気となり、90年の流行語大賞大衆賞にも選ばれたことがあります。

審査員が聞きたくないバンドの演奏はワイプして終わらせてしまうなど、今だったら「人権侵害だ!」と批判が必至の自由気ままな番組だった。


しかし、このワイプでとんでもないハプニングが起きています。

1989年2月11日の第1回放送時にエントリーナンバー8番で登場した女性バンド“ヒステリックス”のリーダーが「ワイプ」に怒り、生放送中にもかかわらずジーンズを下着ごと脱いでしまった。

三宅は「やめろ、バカ、バカ! なんて事を! 馬鹿者がホントに!」と叫び、メンバーは悲鳴をあげたり恥ずかしさのあまり後ろを向くなどしスタジオは一時騒然となった。

TV画面は急遽、三宅の顔のアップになったために事無きを得たが、この騒ぎで“ヒステリックス”の演奏時間は「退場」という記録となった。

そして、これがきっかけで“何かあったらすぐに隠す用”としてIKA禁ボウなるものが一時期使われていたとのこと。


いろいろと人騒がせな番組でしたが、相原勇が初々しくて、出てくるバンドが個性の塊みたいなのばかりで、ドキドキしながら見ていたのを思い出します。