・駒ヶ根市長候補と政党

駒ヶ根市選挙管理委員会 啓発ポスター駒ヶ根市長選挙に立候補を表明している三候補は、それぞれに政党との距離感を持っているようです。


最も明確なのが北沢候補。

先日の決起集会には自民党代議士のオンパレード。

本人がどこの党員であるかなどは問題にするまでもなく、自民党の政治色一色に染まっていることは確かなようです。


でも、さらに玉虫色にするべく民主党の国会議員の「ため書き」もちゃっかりと用意する周到さも持っている。

ただし、羽田一族は民主党の看板を背負ってはいるが、後援会組織は旧態然とした自民党時代のまま。

詰まる所は自民党の全面的な支援を取り付けた北沢候補であります。


つい先日、立候補を表明したばかりの林候補も共産党籍をもつことから、「共産党」の候補であるとレッテルを貼られています。

北沢候補がどこの党員であるかについてはマスコミも触れないが、相手が共産党だと過敏に反応するところが、公正な選挙が行われない駒ヶ根らしいと言ってしまえばそれまで。

基本的に民主党を支持する私は、自民党には敵対する姿勢を崩しませんが、野党にあって政策が妥当だったら政党に関わらず適正な評価を与えたいと考えています。


実際、林候補を支援している市民の少なからずが共産党とは無関係で、どちらかと言えば旧社会党系の民主党支持者だと思えます。

特に、田中前知事を応援していた市民の多くが、杉本候補に裏切られたとの思いが強いので、第三の候補を望んだ結果が林高文候補誕生に結びついた経過があります。


その杉本候補ですが、政党との距離は中途半端。

自民党に接近しても、北沢候補との絡みで一定の距離を置かれてしまう。

佐々木県議の選挙に応援に入ったところで、佐々木=北沢の昔からのパイプを断ち切るには至らず、「杉本さんには頑張ってもらったけど後から来たからね。個人としては北沢を推すのが道理でしょう」とは佐々木県議本人の弁。


それでも宮下一郎が杉本事務所を訪れて握手を交わすなど、保守の色を出すのに懸命となっている。

その一方では、前回の選挙で応援してもらった革新系の市民とは決別する姿勢を鮮明にしたとされている。

市民の側がそう受け取っているのだから、杉本陣営が打ち消そうとしても焼け石に水


政党の思惑と、市民の好み(政党に対する)が入り乱れ、政策論議を超越する事態となってしまっています。