・暫定税率は道路シロアリのエサ

長野県世論調査協会HPよりガソリン税暫定税率は、民意に反するとの調査結果が出ました。

21日に発表された長野県世論調査協会の資料によると、暫定税率の維持に賛成する声は11.5%と極少数に限られました。


内訳は、完全な廃止が30.7%に加えて、使い道や期間を修正すべしが52%です。

かたくなに現状の暫定税率を維持しようとする福田政権の方針を、長野県民は全く受け入れていません。

この調査結果を自他共に認める道路族の村井知事は苦虫をつぶした想いで受け入れざるを得ないでしょう。


政府は、道路財源のあり方を見直す『改革本部』を設置するとしていますが、いつものことで、手直ししてお茶を濁すのが精一杯です。

根っこが腐った道路行政を、うわべだけ手当てしても治療にはなりません。


道路建設を住宅建設に例えると、道路族の政治屋や官僚たちは土台を食い荒らす『シロアリ』です。

シロアリに食い尽くされてスカスカでもろくなった道路行政で、堅固なインフラ整備ができるわけがない。

しかし、シロアリは本来、自然界にあれば倒木の腐食を促すなど、益虫的存在のはずですが、管理の悪い住宅の土台があるから侵入してくるのです。


道路族として社会に害を振りまく彼らも、箱物に天下りしているから悪さをするのであって、野に放って自力で生きる道を探させれば本来の働きを取り戻すかもしれません。

本来は有能だから天下りできる地位に登りつめたことを考えると、能力を悪用すれば害虫ですが、活用すれば再び社会の役に立てるはず。


族議員を暗躍させないためには、利権に絡まない善良な有権者の存在が決め手となります。

イージス艦事故(まもなく事件?)の不手際が深刻化する様相を示しているので、政局となる可能性も出てきました。

有権者として、地元の候補の言動に注目する必要性が高まりましたね。