・駒ヶ根市長のお役人態度に黄信号

2008年2月21日 信濃毎日新聞紙面より駒ヶ根市の杉本新市長に、早くも「黄信号」が灯されそうです。

昨日、共産党などでつくる「市民のくらしを守る駒ヶ根みんなの会」のメンバーが、杉本市長に市政の課題を申し入れしました。

落選したとはいえ、多くの市民から支持された林氏の公約を杉本市政にも生かしてもらうためです。


会側から公約の実行を求められたことに対して

「一つ一つ着実にやりたい」と答えるにとどまり、実行に向けた決意は示されなかった。


杉本市長の公約の一つである「小学校3年までの医療費無料化」が、他市町村の動向に遅れを取っているとの指摘や中学校の生徒数是正の申し入れに対しても、

「まだまだ、調べたり研究することがたくさんある」。


お役人の答弁としては無難なものですが、市民に対するメッセージとしては全く物足りません。

すくなくとも「ご意見ごもっとも、前向きに検討させてもらいます」くらいのことは言ってほしい。

さらに、無責任な公約だった市民五万人構想の誤りを一刻も早く認めて、取り下げる潔さも求められていることに気が付かなければならない。


市長になったばかりですから、内情を把握するだけで手一杯なのは理解できますが、これとは別に「意欲」は示せるはず。

市職員の間からも「市民の声を聞くのは良いが、良い意見が対立することもある。トップの指示も必要だ。」と、リーダーシップを不安視する声が聞こえてきます。


「できないことを言って後で責められたら困る。」と思って、予防線を張っているのだと思いますが、市長は事なかれ主義では務まりません。

杉本新市長は、駒ヶ根のリーダーとしての自覚を持ち、市民に希望を抱かせる言動に努力する必要がありますね。