・凶悪犯逮捕よりもパトカー検挙

長野県警察 交通機動隊徽章 ATLAS WEBより緊急走行中のパトカーが速度違反で摘発される。

こんな、うそのような本当の話が多発しているというから、縦割り行政の弊害というのはどこにでもあるものだと思う。


警視庁の機動捜査隊員が「指名手配犯が現れた」と通報を受け、隣県に急行した際、速度違反自動監視装置(オービス)に撮影されて違反切符を切られた。

「外国人が連れ去られた」という一報で、捜査1課の捜査員が、犯人グループが向かった隣県に捜査車両で急行した。このとき、緊急走行した捜査車両のほとんどが違反とされたこともある。


緊急自動車の最高速度規定は昭和35年の施行令制定以来、一度も改正されていない。

逃走を阻み、自分で手錠をかけるという刑事魂はよく分かるが、道路事情は変わっておらず、安全面からは今も妥当な規定」というのが交通サイドの言い分だ。

一方、捜査サイドは「車の性能が上がり、逃走車両の速度も速くなっており、時代に即したものに」と規定速度の引き上げを求める。


警察内部で足並みはそろわないが、「仮に規定を20キロ引き上げたところで、150キロで逃走する車両は追跡できず、根本的な解決にはならない。

隣県に逃走するケースも考えれば、迅速に包囲網を敷けるよう各警察間の連携などを強化するべきではないか」(ベテラン捜査員)という声も根強いという。=5/24 産経新聞の記事抜粋=


『杓子定規』 : 一定の標準で強いて他を律しようとすること。形式にとらわれて応用や融通のきかないこと。」(広辞苑)

警察に課せられた使命の重さに照らして運用すればなんてことないのに、社会の利益より自分たちの部署の面目を立てることに熱心なお役人体質があるんですね。