・日本人の品格が問われる時がきた

朝ズバで、みのもんたが一生懸命に自民党に肩入れしている様子がむなしい。

昨夜は、安部前首相と食事をしていたというから、『みのもんた』と自民党の蜜月ぶりは折り紙つき。


この局を除けば、NHKも含めて『無責任』、『国民無視』、『政権担当能力がない証』と厳しい論評は枚挙にいとまがない。

TBSは、亀田騒動にしろ朝青龍のルール無視にしろ、むしろ擁護し、けしかけていた側で良識あるメディアとはいい難い。

 (朝青龍を増長させているキャスターは『とくダネ』の小倉が筆頭ですが。)


今回の辞任劇が総選挙に向けた自民党の演出の序幕であることは疑う余地はないです。

麻生太郎次期自民党総裁を引き立てるために、対立候補としてコンパニオン議員をお飾りに使い、擬似政策論争増税バラマキ政策が求められていると錯覚させる。

コンパニオンとして国民の前に現れるのは、小池百合子野田聖子の二人が候補として名前が挙がっているね。


自民党が総選挙に向けて精一杯の演出に走るのは当然の成り行きで、それほど切羽詰った弱者となってしまっている。

でも、『窮鼠猫を噛む』の故事にもあるように、追い詰められた自民党は万策尽きるまで国民の目をくらまして生きる道を探る。

もちろん自民党は、衰えを見せ始めたとはいえネズミどころかキツネほどの狡猾さは持ち続けています。


今は、無責任と福田首相を批判しているマスコミも、今月後半になれば自民党総裁選の話題で持ちきりとなり、自民党の宣伝広報を盛大に国民に向けて発信する役目を担います。

国民が、今、抱いている自民党への不満を総選挙にまで持ち続けられるかどうかに、日本の再生がかかっている。

忘れやすい日本人の特性が自民党を増長させてきた歴史や、亀田や朝青龍を応援するルールよりも好みで選択する国民性を考えれば、自民党が生き残る可能性は決して少なくない。


自民党の華やかな演出に化かされるのか、見抜いて印籠を渡すのか。

世界中から注目を集める、日本人の品位が問われる時期を迎えているとの自覚を持ってもらいたいですね。