・総理大臣ごっこを楽しむ麻生太郎

記者の質問に答える麻生首相=23日夜、首相官邸 中日新聞記事よりセレブ総理の夜の行動が批判を受けています。

「ホテルのバーは安い」などの発言が、庶民感覚とずれがあるというもの。

大金持ちなんだから庶民とかけ離れているのは言わずもがな、目線を合わせることができると思うほうが間違っていると思います。


首相といえども暇なプライベートな時間は、公序良俗に反しない限りは何をやっていただいてもかまわない。

しかし、今回の一連の報道で気がかりなのは、秘書官などとの打ち合わせを酒席で行っていることです。

総理が国の行く末に関する重大な話し合いを、酒を酌み交わしながらのリラックスした雰囲気でやっていることに、違和感を感じます。


麻生総理は、生まれながらにして自由に力を振るえる環境にいたので、努力して人心を動かす苦労を知らないのだと思う。

江戸時代の名君といわれる八代将軍 徳川吉宗は質素倹約を徹底して財政再建をはかった。

吉宗は自ら質素倹約に努め、着物は木綿、食事は朝夕の二回とし、献立も「一汁三菜」、家臣が華美な服装をしていると、一切返答せず、じっとその服装に目を注いで暗に注意を促したと伝えられています。


多額の財政赤字に苦しむ今日の日本には、まったく正反対の豪華な浪費家が国家のリーダーを務めている。

さらに、しらふでは側近との打ち合わせもできない。

取材陣が店に迷惑をかけるからとの言い訳も、首相公邸を使えば警備陣の移動も必要ないし、殺到するマスコミ陣で麻生首相が心配する店側からの「営業妨害だ」というクレームもつかない。


いっぱしの総理大臣を気取ってはいるが、所詮、麻生内閣は「選挙管理内閣」に過ぎない。

分をわきまえない、お坊ちゃまが、いつまで総理大臣ごっこを楽しむつもりなんでしょうかね。