・自民党院政に寄与する読売、日テレ

日本テレビシンボルマーク「なんだろう」自民党奥の院が蠢(うごめ)いているようです。

自民党の広報部を自他共に認める読売グループも引き連れて。


自民党森喜朗元首相、青木幹雄参院議員会長、山崎拓前副総裁は9日夜、都内の日本料理屋で会談したようです。

麻生内閣の支持率急落を受けた今後の政局動向や、同党内に広がる政界再編論などをめぐって意見交換したとみられています。

その会談には、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長、氏家斉一郎日本テレビ取締役会議長も同席したというからなるほどですね。


森が総理大臣だった時の支持率は5%くらいだったので、彼から見れば20%も支持率があると錯覚するのではないでしょうか。

KYの権化である森元総理が、院政の元締めとしてふんぞり返っている自民党は、若手がちょこまかと動いても簡単には変わりそうにありません。

さらに、国内の最大メディアである読売新聞が、公に院政に参画しているとなれば、国民から選ばれた議院内閣制による政治は、単なる張りぼての様相を呈している。


読売新聞や日本テレビは、少し前までは麻生政権を必死に支えた論陣を張っていました。

荒唐無稽な自民党擁護は哀れなほどでしたが、世論調査の結果までは捏造できずに、麻生離れを始めたようです。

今は選挙の時期ではないと孤軍奮闘していた読売グループのコメンテーターでも、政局を捉えた的外れでない物言いが目立ってきました。


マスコミは、表向きは公正で公平だと思われているから存在価値があるんですが、自民党政治の中枢を動かしていると自負する読売新聞のボスの存在がある限り、読売は除外して考えたほうがいいと思います。

長野県の信濃毎日新聞も地方自民党の広報誌としての役割が大きいが、読売新聞は日本一のシェアを誇っている巨大メディアですから影響力が違います。

読売新聞の市場占有率は37%に達し、世論の誘導には日本最強。

これが市民の目線ではなくて、自民党の利益で動いているのですから、購読している人たちはお人好しとしか言いようが無い。


他紙を褒めるわけではありませんが、あまりにも読売新聞や日本テレビが醜いので、朝日新聞の記事がすがすがしく感じられてしまう。