・イスラエルのガザ侵攻を非難する

イスラエル軍の攻撃で負傷し、パレスチナ自治区ガザの病院に到着した子供たち=5日(AP)イスラエルのガザ侵攻を非難する。

イスラエル軍の攻撃によって多数の子どもが犠牲になっている。

イスラエルの主張に正義があるかどうかとは無縁に、何の罪も無い無垢の子どもたちの命を奪う行為は許されない。


パレスチナイスラエルの紛争の火種は紀元前にさかのぼり、宗教的な対立も加味されて遠く離れた日本に暮らすわたしにはどちらの言い分が正しいのか判断ができない。

しかし、千人を超える死者を出したイスラエルの攻撃は、いかなる理由があろうとも許されない。

国連施設に逃げ込んだ女性や子どもたちを攻撃して殺戮するイスラエルは、国際社会の規範を完全に逸脱してしまっている。


イスラエルの犠牲者は数十人程度と見られるが、戦禍の対比は適当ではないかもしれないがあまりにもかけ離れた犠牲者の差だ。

国連安保理が採択した即時停戦を求める決議にイスラエルは、即刻停戦に応じるべきだ。


見逃せないのは、イスラエルが「白リン弾」と呼ばれる非人道兵器を使用していると伝えられることだ。

白リン弾は大気中で酸素に触れると自然発火し、大量の煙と熱を出す砲弾だ。

煙が皮膚に触れただけで筋肉や骨にまで達するほどのやけどを負わせる残虐な兵器である。

イスラエル側は使用を否定しているが、人権団体などは目撃情報をもとに非難を強めている。


最新の報道によるとハマス側は停戦に向けて仲介役のエジプトと協議に入った模様。

イスラエルに提示された調停案には48時間以内の回答が求められている。

この先二日間でどれだけの犠牲者ができるのだろうか。

何人の子どもが犠牲になるのだろうか。


エネルギーの争奪が根底にあるのかもしれないが、子どもを犠牲に巻き込んでまで奪い合い、殺しあう両国民は非難されて当然だ。

事態は一刻を争う。

国際社会は、尊い人命が残虐に奪われている様子を見逃しにしてはならない。

国際社会の一員として日本政府にも毅然とした対応を見せてもらいたい。

補足

国連人権理事会は12日、ジュネーブで緊急会合を開き、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ侵攻を非難する決議を賛成多数で採択した。

しかし、日本は棄権した。

今の日本政府が、大量殺戮をやめさせることよりも重んじたことは何か?

麻生内閣には人としての心が無い。