・白馬のゴミ処理アンケートが怪しいぞ

白馬の環境を守る会たより6号白馬の環境を守る会たより6号先月、白馬にスキーに出かけました。

白馬岩岳スキー場では、少年のスキー大会が開催されていて、小さな子どもたちが疾風のごとくゲレンデを滑り降りていました。


その白馬が揺れています。

北アルプス広域連合が計画するごみ焼却場問題です。

読者から貴重な情報が寄せられましたのでご紹介します。


全村にアンケートが実施されています。
村のお寺のご住職さえ、「第二次大戦の前のようだ」と表現されるほど、行政の横暴は目にあまり、「恐ろしい」と言う表現がぴったりの状況と言えます。
白馬村、太田村長は「(周辺住民)飯森は村の意向に賛成すると言った」とウソで広域を丸め込み、アンケートに予算を付け、広域で白馬村全村のアンケートとなっています。
行政、議員(大多数が)グルになっておりますが、こんなやり方がどこまで通用するのか、じっくり見ていてください。

今日送付しましたチラシですが、ご覧頂きたく存じます。
大町市から白馬村に5年間分(白馬村ではまだ使える焼却炉を大町市の都合で使用しなくなるわけですから、5年分の保証という意味で)負担すると言っていたものです。
この協定書は破棄されるおそれが大なのにも関わらず、広域連合長大町市長)はそれを白馬村民、大町市民に公表もせず、アンケートに至っているのです。
白馬村民は「こんなに大町から負担してもらえるのなら」と賛成する人もいるのですから「アンケートの結果を最大限重んじる」と言っている広域の目論見ははっきりしています。
「困ったこと」では済まされない事態です。

このチラシからは、アンケート調査の前提条件にいかがわしいところが読み取れる。

白馬村・小谷村が負担となる5年間分の元利償還金(約3億7千万円)を大町市が負担するという基本協定を白馬村民は前提としてアンケートに答えている。

しかし、公表されていないが大町市長は協定を見直す意向を示している。

これじゃ、住民を欺いていることになりはしないか。


アンケート実施の前段でも、ごみ焼却場設置地区の飯森が賛成を表明していないにもかかわらず、村長は「飯森は村の意向に賛成すると言った」と嘘も方便と手練を発揮している。

市長や村長のご都合主義がまかり通り、住民自治は踏みにじられてしまっている。


ゴミ処理場の建設に関して、地元の意見よりも全域の意見を尊重しようとするのが、北アルプス広域連合の考え方。

対して、こちらの上伊那広域連合はまったく同じ問題に対して、地元対策のみに絞り込んで、全域への働きかけはほとんどない。(広報を配布される程度)

どちらも片手落ちですね。

環境問題に関心を持つ駒ヶ根市民の間からも、「伊那市に丸投げのゴミ処理場問題は、傍観者になってしまっている自分が情けない」との声が漏れ始めています。