・駒ヶ根市が賭博施設の計画を隠蔽

駒ヶ根市で計画が進む場外車券売り場(競輪場外の車券販売場)の概要が明らかになりました。

きっかけはもちろん、地元の勇気ある住民が当ブログに情報を寄せてくれたからです。

ブログの記事を見た新聞記者が、詳細に取材して本日の紙面に掲載されました。

皆さんの読者投稿は、隠された情報を掘り起こすのに、とっても役に立っています。


昭和伊南総合病院のすぐ近くにあるパチンコ店を改装して、年間15億円の売り上げを見込むギャンブル施設ができる計画です。

駒ヶ根市には、昨年の10月に計画を説明したというのですから、市長は知っていながら市民に隠していたんですね。

市内にギャンブルがやってくるということは、施設ができる地元だけの問題ではなく、市民全体に問いかけなければならない大問題です。


市が広報できなくても、報道機関に情報を提供することは可能だ。

建設計画を市長が隠していたとなると、裏でどんな工作があり、世間を騒がしている裏金が疑われても仕方がないですね。

しばらくして、「私はギャンブルの誘致に失敗して市長を辞めました」なんて、杉本市長がコメントを発表することになったりしたら大変です。


信毎の記事によると、場外車券売り場を計画しているのは、下伊那郡松川町の竹村工業。

駒ヶ根市北割二区の広域農道沿いで同社が経営するパチンコ店が不採算のために建物活用策として浮上したようだ。

地元では、今後、同様の売り場を視察して住民生活への影響を判断する予定という。


誘致に向けて前向きに検討するというなら、そういう対応になるのだろうが、迷惑施設として県内でも諏訪・辰野地域で大反対運動が起きています。

真剣に反対するなら、こういった地域と連携して実のある検討を早急に進めるべきだと思います。

「青少年の健全育成に良くない」などと甘いことを言っているようでは、ギャンブルの旨みに呑み込まれてしまう。

駒ヶ根の町が、周辺の地域に、賭博の空気が漂い、南信の良さを一気に吹き飛ばしてしまう。


まもなくゴールデンウィークが始まり、信州にもたくさんの観光客が訪れます。

ギャンブル施設ができれば、自然豊かな南信州のに惹かれて訪れる観光客ではなく、金の亡者と金に見放されてすさんだ姿のギャンブラーがたむろする町になる。

計画する竹村工業では「実害はないと考えている」としているようだが、地域の風紀が一変しても実害はないと言い切れるのだろうか。

できてしまってから「しまった・・・。」と思っても遅い。


計画は2007年11月にも駒ヶ根市に報告されていたという。

杉本市長以下、駒ヶ根市が計画の存在を知りながら広く市民の声を聞こうとしてこなかった裏に何があるのかは今後明らかになると思いますが、利権の絡まない市民が自分たちの生活環境を守るために声を挙げなければ彼らの思う壺にはめられてしまう。