・犬の糞は埋めずに持ち帰るがマナー

狂犬病予防注射の会場で、「犬のふんは飼い主の責任で持ち帰りましょう」と呼びかける環境保全協力員(伊那市) いなまいドットコムより犬を飼っている人にお尋ねしたいのですが、散歩の途中で犬がした糞をどう処理してます?

まさか、そのままって人はいませんよね。

かと言って、「移植こてを持ち歩いてちゃんと埋めてます!」と胸を張ってもらっても困る。


伊那市では、飼い主のマナーとして、犬のふんの持ち帰りを徹底してもらおうと18日に啓発活動が行われました。

狂犬病予防注射の会場で、市の環境保全協力員が「犬のふんは飼い主の責任で持ち帰りましょう」と書かれたチラシを配ったという。


道路に面した田んぼのあぜに、毎日のように犬の糞を埋めていく人がいました。

個人的に注意してもいいんですが、「それはあなたの考え方でしょ。私は違う!」と逆切れされても困るので、市の職員に相談して「糞は埋めずに持ち帰るのが市民のマナー」という見解を駒ヶ根では示してもらうことにしてもらいました。

こうしておけば「個人の見解」ではなくて、「地域の常識」になるから逆切れされることもない。


問題は、マナーを知らない飼い主にどうやって伝えるかだ。

「糞は土に埋めれば肥料になるから良いことをしている」と思い込んでいる人が多いだろう。

確かに言われるとおりですが、ちょっと考えて欲しいのは飼い主や犬が気持ちよく散歩できるのは、道路際の草をせっせと刈り払っている近所の農家がいるからだということ。


刈り払い機(草刈り機)で道路端の草を刈っていると、時にとってもいやな目に遭う。

刃先が土に触れたとき、運悪く糞が埋められていると、巻き上げてこちらに襲い掛かってくる。

古びたものならまだしも、新鮮なものだと・・・。


うちの田んぼの道路端に、いつも糞を埋めているご夫人には、思い切って声を掛けました。

草を刈り払うときに起こる悲劇も。

翌日から、ビニール袋を手に散歩する姿に変わりました。


知っていれば当たり前のマナーでも、知らなければやろうとしない。

伊那市のマナー啓発の動きは、周辺自治体もまねしてもらいたい。

もし、すでにやっているなら、もっと効果を向上させて欲しい。


ペットを散歩させる飼い主も、草刈をして散歩しやすい道にしている農家の方も、どちらも気持ちいい関係をつくるには、ちょっとした知恵が必要です。

住民に知恵を授けるのも、行政の役割の一つだと思います。