・新型インフルエンザと自民党ウィルス

新型インフルエンザへの警戒レベルが「フェーズ5」に引き上げられたことについて説明する舛添厚労相 読売新聞新型インフルエンザが世界的に広がりをみせ、警戒レベルが上から二番目の「5」に引きあげられたことで、すべてに優先して感染症の抑止が求められる状態になりつつあります。

冷静にかつ迅速な判断と対応が求められてくると思います。


こうなると、解散総選挙はないですね。

このまま豚由来の新型インフルエンザの猛威が広がれば、衆院の任期満了の9月には世界的な大流行に拡大している危機も考えられる。

選挙どころではない、という状態がすぐそこまで来ている。


しかし、自民党選挙対策は、空前のバラ蒔きに手を休める様子が見えません。

休日の高速道路値下げで国民を喜ばせる奇術は今のところ成功しているようです。

ETCを装着しない大半の車が不公平になっても、地球温暖化防止に悪影響を及ぼしても、国民の意識に「自民党は好いことをしてくれる」と植えつけるためなら善悪はいとわない。


先日は、高速道路の新規着工も発表されました。

国の借金が大変なことになっているから作れないはずだったのに、どこからか金のなる木を見つけてきたというのだろうか。

国民の借金が増えても自民党の借金ではないので、これが金のなる木として麻生総理の目には写っているようです。


自民党の戦術は、国民を喜ばせて政権を維持することに成功すれば、後は得意のごまかし術で乗り切るというものです。

おめでたい日本国民は、喜んで自民党の催眠術にかかってしまう。


かつて、長野県で鳴り止まぬ目覚まし時計を強引に止めた有力者がいる。

田中康夫と八十二頭取の関係は、県民の多くが知るところだ。

しかし、こういう自己都合で動く有力者たちは、本当に必要な目覚まし時計は動かないように必死に抑えたままだ。


自民党の催眠術から日本国民を覚醒させるために、彼らは動こうとしない。

鳴っていた目覚まし時計を止めるが、止まった目覚ましはそのままの方が自分たち「有力者」は都合が良いからだろう。

新型インフルエンザの猛威の影に隠れているが、自民党というウィルスも選挙間近で着実に感染が広がっている。