・新生民主党が動き出す

産経新聞より民主党の新体制が決まりましたね。

総動員の挙党体制とはこのことを言うのでしょう。

しかし、小沢前代表が選挙担当の代表代行に就任したことは諸刃の剣です。

強い選挙体制の構築には小沢一郎の豪腕が必要だが、西松事件自民党に陥れられた後遺症から有権者の評判が悪い。


共同通信が行った調査にも現れている。


共同通信社民主党代表選を受け16、17両日に実施した全国緊急電話世論調査で、鳩山由紀夫新代表が「どちらが首相にふさわしいか」との質問で43・6%と、麻生太郎首相の32・0%を11・6ポイント上回った。4月下旬の調査では、首相が小沢一郎前代表を13・7ポイントリードしており、代表交代の「効果」が表れた形だ。

 一方、鳩山氏に「期待する」は「大いに」「ある程度」を合わせ47・5%にとどまり、「期待しない」の計50・6%を下回った。小沢氏の党内影響力に関して「ある程度残る」「かなり残る」との見方が計82・4%に達し、国民の間に「二重権力構造」への疑念が根強いことをうかがわせた。

小沢−鳩山のラインが有権者に強く印象付けられていることが82.4%という数字に色濃く表れている。

それが、鳩山氏に期待しないが期待するを上回る要因となってしまっていることが、今後の党運営の難しさを暗示している。


自民党と官僚による小沢バッシングはこれからも続くだろうし、読売と産経による自民党擁護報道もこれまでにも増して激化するだろう。

民主党内部にも、前原氏のように「小沢さんが一社から巨額の献金をもらうのはおかしい」なんてマスコミで公言するKYがいる。

報道2001での発言だが、それをたしなめたのが国民新党の亀井氏だというのだから立場が逆だろうと思う。


民主党が政権を奪取するまでには、越えなければならない難関が数多く待ち受けている。

前門の虎、後門の狼である。

しかし、有権者が賢くなれば日本に政権交代が必要だということに気が付かないわけはない。

上伊那と下伊那に暮らす思慮深い長野五区の有権者は、民主党の候補者である加藤学を国政に送ることが政権交代に不可欠だとわかるはずだ。


新生民主党による政権交代への戦いが今日から始まる。