・検察審査会の議決無視で

自民党と検察の連携は、民意を無視するほどの強固なものなんですね。


西松建設がダミーの政治団体を使い、自民党二階派政治団体「新しい波」のパーティー券340万円分を購入した問題で、市民団体が4月30日付で告発。

特捜部は6月1日に国沢被告を起訴猶予、泉氏らを不起訴としたが、東京第3検察審査会が16日、国沢被告を起訴相当、泉氏らを不起訴不当と議決した。


検察審査会は、不服申立に応じて審査を行い、議事は過半数(6人以上)で決する。
不起訴相当:5人以下
不起訴不当:6人か7人
起訴相当:8人以上

今回の検察の判断は、「不起訴不当」とされたものは無視を決め込むものです。

「起訴相当」は、審査会で二回議決されると自動的に起訴されてしまうから無視できない仕組みです。


西松建設の裏金は、小沢代表代行を陥れるための手段であって、それが自民党に及ぶことは許されない。

自民党への影響を阻止するためなら、検察審査会の議決など拘束力がなければ無視することなど、何のためらいもないようです。

自民党による自民党のための政治であり、自民党を支えるためなら検察(警察)は全力でバックアップすると意志表明したようなもんです。


麻生総理が「遠くない日に解散する」と表明したので、近いうちに総選挙が始まるでしょうが、そうなれば民主党の候補者に対する警察の締め付けはこれまでに例がないほどひどいものになると予想されます。

わが選挙区の自民党候補予定者である宮下一郎の違法看板が長らく放置され、他の野党には厳しい警告が及んでいることから、予想が現実のものになることは確実です。

政権にしがみつくためならどんなことでもする自民党

自民党の最後のあがきで、国民不在の悪行非道が横行すると思うと、すさまじい選挙戦になってしまうんでしょうね。